Department of Applied Chemistry, Graduate School of Engineering, Tokyo University of Agriculture and Technology, Division of Material Health Science (Corporate Sponsored Research Program)
国立大学法人東京農工大学工学府応用化学専攻
材料健康科学寄附講座
東日本大震災、平成30年7月豪雨の被害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに被害にあわれた方々が1日も早く日常生活を取り戻せることをこころより願っています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された方々には謹んでお見舞い申し上げますとともに、1日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます。
News update 21701
公開講座の申し込みを開始したところですが、想像以上の申込をいただきまして、受付を終了いたしました。
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<査読付き論文 New>
経口摂取した卵殻膜が消化吸収されてマウス全身組織に分布するというテクニカルペーパーがJournal of Fiber Science Technologyに出ました。卵殻膜は90%がタンパク質(400種類以上)の水に不溶の線維性の膜です。その体内動態を調べるために化学合成で標識卵殻膜をつくることは不可能です。本研究では、安定同位体6Liを約7%天然含有する無水炭酸リチウムの共存下、原子炉の中性子照射により反跳トリチウム標識(ホットアトム反応)を行い3H-卵殻膜を得て、マウスに経口投与する実験を行い、全身の組織に分布することが明らかにしました。詳細な組織・時間分布、化学構造の同定に向けて引き続き研究を続けていきます。
Ohto-Fujita E, Nogawa N, Shimizu M, Ijiri K-i, Hasebe Y, Atomi Y (2021) Application of Neutron-Irradiated 6Li (n, α) 3H Reaction to a Protein-Based Fibrous Non-Woven Fabric Biopolymer: Radiolabeling of Cross-Linked Natural Fibrous Chicken Eggshell Membranes and Their Whole-Body Tissue Distribution after Oral Ingestion in Mice. Journal of Fiber Science and Technology 77:182-187
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研究室代表の跡見順子先生が 一般社団法人日本女性科学者の会(SJWS) 第10代会長(理事長)を拝命しました。
研究室副代表の清水美穂は理事に就任し、事務局を担当しています。女性研究者がもっと活躍する日本へ。変革のお手伝いができればと考え、行動していきます。ご支援、どうぞよろしくお願いします。
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東京農工大学プレスリリース
2021年3月29日リリース
いのちを担う心臓が拍動し続けることができる理由の一端を心筋細胞を使って証明
心筋細胞のαBにGFP(緑色蛍光タンパク質)のタグを付けてFRAP(光褪色後蛍光回復法)を行いました。蛍光分子が1秒以内に戻るくらい、αBは移動度が高いということが分かりました。目盛尺は10 μm。 ※この図はThe Journal of Biochemistryの表紙に選ばれました。
心筋細胞の拍動のたびに変形させられる細胞骨格・微小管構成タンパク質であるチューブリンの変性に対してαBが保護的に働いていることを示す模式図。ミオシンとアクチン間のスライディングはサルコメアを短縮しますが、微小管はこれに抗する突っ張り力となると考えられます。(上図は当研究室修士課程の堀ノ内慎哉さんが作成しました)
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研究室のキャラクターアニメーションを公開しました。
皆さんも自分のからだの中の細胞をイメージしてみてください!
「私の細胞とそれをみている私」原図:当研究室 早崎沙彩 (工学博士) Saaya Hayasaki, Ph.D.
*アニメーションはS-CLIPに制作していただきました。農工大工学部卒業の両角さんが友人の方々とはじめた合同会社です。当研究室共々、どうぞよろしくお願いします。ペンギンはS-CLIPの高瀬さん作です。
2020年9月15日 日本学術会議シンポジウムはおかげさまで好評のうちに終了しました。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。次のシンポジウムをどうぞお楽しみに。
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Lecture Movies by Professor Yoriko Atomi, Ph.D.(跡見順子博士)による講演動画 6本 一挙公開!
Click on the title for a link to an exclusive Youtube release site.
タイトルをクリックしてください。Youtubeの限定公開サイトにリンクしています。
Please send us your comments and questions!
BODY-MIND INTEGRATIVE SCIENCE(全体概要と身心一体科学について)19:44
Common protein basis of muscle-nerve system and cell system(筋神経系と細胞系の共通タンパク質基盤)13:24
The discovery of a standing posture(立位姿勢の発見)26:23
Discovery of BODYFULNESS IN SUPINE POSITION(仰臥位で行うボディフルネス〜身体チューニング法〜の発見)22:41
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当研究室の研究論文がJBの表紙を飾りました!
Dynamic localization of αB-crystallin at the microtubule cytoskeleton network in beating heart cells
Eri Ohto-Fujita, Saaya Hayasaki, Aya Atomi, Soichiro Fujiki, Toshiyuki Watanabe, Wilbert C Boelens, Miho Shimizu, Yoriko Atomi
The Journal of Biochemistry, Volume 168, Issue 2, August 2020, Pages 125–137,
https://academic.oup.com/jb/article/168/2/125/5877511
Published: 29 July 2020 Article history
2021年1月 農工大・府中市連携講座開催@府中市生涯学習センター
好評のうちに終了いたしました。
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Japan XR Science Forum 2020 in US Midwest
発表演題: 伸展刺激に対する細胞の応答機構を解明し、運動不足による疾患の予防を目指す
おめでとうございます。
2013-2018年度放映→2020.4~ 特別講義セレクションとしてアーカイブス放送スタート!
「自分がわかる細胞健康科学」〜細胞・身体連携力学応答機構とスローエクササイズ効果〜
放送日時
2020-2025年度放映予定
身心一体科学からの健康寿命延伸~日本文化を先端科学につなぐ~
「身心一体科学」という人間自らの身体内で活動依存性を有する生命の単位である(多細胞動物の)細胞の生存戦略を、言葉や科学で理解し、細胞の活動と人間個体の行動との関係を結びつけ自らの存在を俯瞰することで、健康維持に必要な身心のメカニズムを学ぶ。また日本で生まれた能や茶道などの所作=身体技法が細胞や脳へのよい働きかけとなり、ひいては健康増進に結びつくことを理解する。
講師
跡見 順子 (東京農工大学客員教授・東京大学名誉教授)
森 常好 (能楽師)
髙松 祥子 (フリーアナウンサー)
放送日時
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社会人博士・飯塚太郎さんの投稿論文が掲載されました。飯塚さんおめでとうございます!
皆さんダウンロードをお願いします。https://www.mdpi.com/2075-4663/8/2/19
Iizuka, T.; Hirano, K.; Atomi, T.; Shimizu, M.; Atomi, Y. Changes in Duration and Intensity of the World’s Top-Level Badminton Matches: A Consideration of the Increased Acute Injuries among Elite Women’s Singles Players. Sports 2020, 8, 19.
課程博士の早崎沙彩さんのメカのバイオロジー領域ではじめての分子シャペロンの機能研究がJJAPに掲載されました。沙彩さん、おめでとうございます!
https://iopscience.iop.org/article/10.7567/1347-4065/ab65aa/meta
Publication list is here.
研究業績はコチラ
Please visit our research page. (under construction)
研究の紹介はコチラ(工事中)
Are you intersted in following Keywords?
cells in your body, microtubule dynamic instability, cytoskeleton, mechanical stress, slow muscle, molecular chaperon, small HSPs, αB-crystallin, eggshell membrane, ECM, type III colaagen, decorin, mmp2, wound-healing, anti-aging, plumonary fibrosis, tai-chi, body and mind integrative science
Let’s join the Atomi & Shimizu Lab.!
Doctoral and Master course graduate students, Post-doctoral Fellows are wellcome
・博士前期課程(筆頭免除試験による入学もあります)・博士後期課程・社会人博士・日本学術振興会PD・ポスドク等を受け入れています。
Prof. Yoriko Atomi
Let’s collaborate with Atomi & Shimizu Lab.!
If you are interested in collaboration, Lecture, Book publication, Lab. visit, and etc. please contact to Ms Yuri Inoue (atomilab.secretary (at) gmail.com) or Dr. Miho Shimizu (mshmz (at) cc.tuat.ac.jp).
共同研究および講演・出版・研究室訪問に関心のある方のご連絡もお待ちしています
連絡先: 秘書(井上)atomilab.secretary (at) gmail.com or mshmz (at) cc.tuat.ac.jp(清水)
Lab. History 研究室沿革
Atomi Lab. I
Department of Life Sciences, The Graduate School of Arts and Sciences, The University of Tokyo (1994.4~2007.3) 東京大学大学院総合文化研究科 跡見研究室
Atomi Lab. II
Body-Mind integrative research project, The University of Tokyo Integrated Research System for Sustainability Science (2007.4-2009.3) 東京大学サステナビリティー学連携研究機構(IR3S)・地球持続イニシアティブ(TIGS) "身心一体学"プロジェクト
Atomi Lab. III
Radioisotope Center, The University of Tokyo (2009.4~2013.3) 東京大学アイソトープ総合センター 跡見研究室
Atomi & Shimizu Lab. (Atomi Lab. IV)
Material Health Science Laboratory, Graduate School of Engineering, Tokyo University of Agriculture and Technology (2013.4~)
東京農工大学工学府 材料健康科学寄附講座 跡見・清水研究室
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企業との共同研究をしています Industry-academia collaboration with Almado Co.
*Yuriさんによる研究室facebookはこちら
Copyright©Atomi&Shimizu Lab, All Rights Reserved
https://www.japanxr-science-forum.org/post/_c006心筋細胞の拍動のたびに変形させられる細胞骨格・微小管構成タンパク質であるチューブリンの変性に対してαBが保護的に働いていることを示す模式図。ミオシンとアクチン間のスライディングはサルコメアを短縮しますが、微小管はこれに抗する突っ張り力となると考えられます。